兵庫県三木市01。

ブログ | 2007/12/24 23:59
2007/12/24

 二日目。ホテルで朝食バイキングを済ませ、また北上。三木鉄道の続き。クリスマスイブだろうと三木鉄道。

(1)別所駅。古い駅舎がある。これもおそらく大正時代。当然の無人駅。あたりには民家も多い。ちょうど列車が来る時間になったらしい。どこからともなく、ぱらぱらと三人ほど愛好家が来て、駅に停車中の列車を撮っていた。なるほど、この古い駅舎と単行列車は画になる。

(2)高木駅へ。周りは住宅地になっていた。これまでの集落というよりはやや新しい感じ。路駐も気軽にできないので、少し離れたバイパスの高架下へ停める。勿論、駅の駐車スペースなど一台分すらない。ホームだけの簡素な作り。

 あっという間の正午。私はまだ全然腹は減ってないが、この後、三木駅へ行って、列車に往復乗車することを考え、近くのスーパーで軽く昼食を買う。売ってるものがクリスマスっぽく、クリスマスなんだなあと改めて感じる。

(3)地図で確認できた、最後の橋梁へ行ってみる。高木川。うーん、前日の橋梁より小さい。というか、側溝一つといった感じ。列車待つほどのものではないなと判断し、去る。

(4)三木駅到着。つくづく短い路線だなと感じる。終着駅の雰囲気がある。周りも寂れてはいないので、この駅がなくなってしまうと随分寂しいだろうなと思う。ただ、ここへ来る需要ってなんだろうと思えてしまうのも確か。もうちょっとがんばって、神戸電鉄と接続できていれば、或いはと思えないことはないが、沿線をじっくり巡ってみると、役目は終えている感じがする。これまで、色んな廃線前の沿線を巡ってみたが、ここほど廃線反対の意思表明を感じない路線は初めてかもしれない。
 最初で最後の駅員配置駅。駅車内には写真などが展示され、魚が飼われている。グッズが売られていたので、適当に購入する。応対してくれた駅員は、愛想がない感じだった。対応態度が悪いわけではない。

 ここから厄神駅まで往復乗車する。乗客はわりと居た。足が不自由なおじいさんが二人居て、車両を眺めたり、懐かしがってるような会話をしていたのが印象的。
 私たちは列車の最前部で立って景色をおさめようとしていた。運転士が来た時に、ここで立ってて邪魔にならないかと確認をし、遠慮がちに立って発車を待つ。乗客の中で記念乗車らしき客はほとんど居ないようだったが、一人、小学生くらいの子供がうるさかった。鉄道知識をずーっと口走りながら、私の前に割り込んで来る。あー、子供は遠慮がないから鬱陶しいなー、走行中に障害になるだろうなーと不安を覚えつつ出発。
 ほとんど無事に撮影できたが一箇所、上述の子供が割り込んできて、撮影に非常に支障があったところがある。なんでも、駅間が数百mで、非常に短いところがあって、その知識をひけらかしたいのだろう、口走りながら私を押しのけて前面のガラスにびったりひっついた。こういうとき、腹が立つのは、その子供に対してではない。近くに居る男親。いかにも愛好家らしき氏は何も言わない。言わないから子供は平気、これが大人になる。と悪循環を見た気がした。

(5)ともかく、厄神駅。みんな折り返しで帰るのかと思いきや、多くの客は接続の加古川線に乗り込んだ。これには驚いた。思っていたより、需要があるようだ。例のおじいさん達はやはり往復乗車らしい。私たちは列車前で撮ろうとしていたら、他の愛好家が先に撮ろうとしてたのでどいた。撮るのを待ってたら、「撮るんだったら先に撮ってどいてほしい」みたいなふうに言われ急かされる。何だか必死だなあと感じる。早々に撮って車内へ、今度は座って帰る。

 車窓から見ていると、よくわかったが、よくある過疎地の駅っていうのがないんだなあと。のどかな風景を眺めつつ、あっという間に終着、三木駅。何枚か存分に撮影して去る。

(6)主目的も終わったので、観光へ移る。といっても、15時近くなんで、一箇所が限度か。あらかじめ貰っておいた、観光パンフレットを見て、三木城主、別所長治の墓を見に行くことにした。虚空山法界寺。先に庫裏を訪ねると、男性が出てこられる。だが、寺の者ではないと言う。朱印をもらえるかと訪ねると、住職が帰ってこればとのこと。その間に長治公の墓所をと勧められる。
(7)墓所には立派な長治公の像がある。お堂になっていて、中は見えない。妻も同じく自害しているので一緒に葬られている。胴体だけ。お堂の下には殉死したと思われる家臣の墓がある。
 それでも時間があるので、車内で三十分ほど待つと、住職が帰ってこられる。妻を車内に残し、庫裏を訪ねると、先ほどの男性が出てこられ、実は朱印は、やってないそうだ、知らなかった、無駄に待たせて大変申し訳ないと何度も謝られる。そのまま見送りについてきてくれ、その際に、この寺は水戸黄門の撮影でも使われたことがあるんですよと教えてくれた。なるほど、立派な石段のあたりは使われそうだ。

 戻ると妻は寝ていた。時間も16時前で中途半端。起こさず適当にポストでも探すことにする。途中、郵便局で偶然取集に出くわす。ちょうど、出しそびれていた年賀状を渡す。快く引き受けてくれた。

(8)観光パンフレットに、知られざる荒城と紹介されている神社がある。大歳神社というらしいが、そこにその名を示すものはなく、寂れた社がある。周りは確かに土塁が残っており、城跡だと言われればなるほどとわかる。後で調べると、石野氏館と通称されているようだ。この神社がなかったらとっくになくなってそうな城跡。

(9)17時半頃、レーヴ・ダムールというケーキ屋へ。ここはあらかじめ妻が探してクリスマスケーキを予約しておいたところ。本当は20時前に取りにいくと行ったのだが、時間があったので行った。まだできてなかった。こんなにぎりぎりまで作ってるのかと逆に感心。

 食事するところを探してさ迷う。どこもいっぱいだったり、気が向かったりでなかなか決まらない。
 さ迷うこと二時間、再びケーキ屋へ。今度はできていた。

(10)19時半、ようやく空いてきた。諦めていた、くら寿司へ入る。いちいち声をかけて注文しなくてすむシステムが気に入ってる。

 宿へ戻ってケーキ、スパークリングワインで飲食。味はやや甘め。チョコレートは美味しかったが。二日目終了。

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三木鉄道
稲継 泰朗
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